現在、アメリカで最も注目されている日本映画『ドライブ・マイ・カー』(監督・濱口竜介、2021年、179分)がシカゴのジーン・シスケル・フィルム・センターで上映されている。
原作は村上春樹による同名の短編小説。愛する家族を亡くした者の喪失と再生の物語。主人公・家福(かふく)は演出家で舞台俳優。最愛の妻で脚本家の音(おと)は秘密を残したまま突然、亡くなってしまう。二年後、ある演劇祭に招待された家福は、そこで寡黙な専属ドライバー・みさきと出会う。主役の演出家を西島秀俊、妻を霧島れいか、運転手を三浦透子、物語の鍵を握る若手俳優を岡田将生が演じる。
本作は昨年のカンヌ国際映画祭で脚本賞を含む四つの賞を受賞、全米映画批評家協会賞の作品賞(2021年度)ほか世界で多数の賞に輝いている。
○公式サイト
ドライブ・マイ・カー
○会場サイト
Gene Siskel Film Center “Drive My Car"
◎料金
一般 $12、学生(子供6歳から17歳を含む)$7、フィルムセンター会員 $6
<注意事項>
子供6歳未満は入場不可。
入館前に身分証明とCDCワクチン証明またはPCR検査の陰性証明を提示。
館内はマスク着用。
◎会場
Gene Siskel Film Center
164 N. State Street, Chicago, IL 60601
(312) 846 - 2800
(文責:斉藤博子 Text by Hiroko Saito )
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