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執筆者の写真Chicago Samurai

"KIZUNA 9: Memory" 『絆9:記憶』 2011年東日本大震災 追悼写真展  シカゴ日本領事館の特設ウェブページにて作品公開中


広報文化センター内での『絆9:記憶』写真展
広報文化センター内での『絆9:記憶』写真展

 シカゴを擁するイリノイ州は3月19日にプリツカー州知事が新型コロナウイルスの感染拡大による外出規制を発令。3月21日から4月7日まで州内の学校、文化スポーツ施設、レストランなどが閉鎖されることになった。

 毎年3月はシカゴの日系諸団体が協力し、市内各所で2011年3月11日に起こった東日本大震災を追悼するが今年は大方の行事が中止に。しかしながら行事の中心となる写真展『絆9:記憶 Kizuna 9: Memory 』はインターネットで閲覧が可能だ。

 この写真展は3月9日から在シカゴ日本国総領事館にある広報文化センターで開かれ、4月上旬までイリノイ州トンプソン・センター、BMO ハリス銀行、日系アメリカ人定住者会の市内3カ所を巡回する予定だったもの。領事館はウェブサイト内に特設ページを作り、展示作品すべてを公開している。

 『絆9:記憶』では震災から9年が経ち、復興が進むなか薄れていく震災の記憶を様々な形で遺そうとする人々がテーマだ。昨年に続き、シカゴ大学の博士課程に在籍するアレックス・ジャナイア Alex Jania が岩手県、宮城県、福島県でインタビューを行い、英語の説明文を執筆した。撮影は宮城県仙台市在住の写真家、宍戸清孝 Kiyotaka Shishido。宍戸は2013年の『絆2』に参加しており、写真集『Home 美しき故郷よ』(2012年) で知られる。展覧会のキュレーションはシカゴ美術館附属美術大学で講師を務めるレイク真由美 Mayumi Lake が担当した。

 東日本大震災追悼行事『絆 Kizuna 』は2012年に始まった。シカゴ姉妹都市インターナショナル大阪委員会、在シカゴ日本国総領事館、日本貿易振興機構 (ジェトロ) シカゴ事務所、シカゴ日本商工会議所、シカゴ日米協会が共催している。

在シカゴ日本国総領事館 『絆9:記憶』写真展

"Kizuna 9: Memory" Consulate-General of Japan in Chicago

シカゴ姉妹都市インターナショナル大阪委員会 『絆:9』

"Kizuna 9" Chicago Sister Cities Osaka



(文責:斉藤博子 Text by Hiroko Saito)


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