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執筆者の写真Chicago Samurai

シカゴ川でカヤック体験。水面からシカゴの建築をなめ尽くす新感覚。



 気候の変動が激しい内陸部のシカゴ。短い秋が終わるとすぐに雪の季節がやってくる。そこで今回、この夏最後の屋外アクティビティーをご紹介しよう。それが「シカゴ川・カヤックツアー」。摩天楼発祥の地として知られるシカゴの高層ビル群を、水面から仰ぎ愛でながらカヤックで巡る約60~90分の旅。暑くも寒くもない今こそまさに絶好のシーズンだ。


 まず、カヤックとは?よく間違われるカヌーとの違いだが、カヌーのパドルには片方だけブレード(水かき)がついているのに対し、両サイドにブレードがついている1本のパドルを∞の字のように動かしながら進んでいくのがカヤック。


百聞は一見に如かず、で、いざカヤック初体験へ。(ちなみに私は触ったこともない全くの初心者です。)今回参加したのは地元で人気の「Urban Kayaks(アーバン・カヤックス)」。数あるツアーのなかから「ヒストリック・シカゴツアー」、午後4時からの90分コースを選んでみた。受付を済ませてライフジャケットを借りたら、各自乗り場へ。初心者のために少しは地上で練習するのかと思いきや、お兄さんに押されていきなりシカゴ川にドボン。このあたりがいかにもアメリカだ。

 今回のツアー参加者は私を入れて6人。漕ぐ距離は片道約2.5マイル(約4キロ)。まずインストラクターが先頭を漕ぎ、数か所ある見どころポイントで約5~7分間の歴史説明をしてくれる。畜産業で栄え、急激な発展を遂げた1800年代のシカゴ川がいかに汚く異臭を放っていたか・・・そんな解説を聞くのもこのツアーの楽しいところだ。


 インストラクターによると、めったなことではカヤックが転覆することはないとのこと。とはいえ、すぐ近くを大型の建築ツアーボートやレジャーボートが激しく往来し、そのたびにその横波をもろに受けてカヤックが大きく揺れるので結構焦る。必死に漕いでも漕いでも二人乗りのグループからどんどん離されていく私・・・。


 それでも、こんなに素晴らしいシカゴの景色を見ていると、疲れも吹っ飛ぶというもの。相当水しぶきを浴びるので、カメラや携帯はくれぐれも防水対策をして写真を撮ろう。






 今まではただ橋の上からぼんやり眺めていたカヤック。一見優雅そうだが、実際にやってみるとなかなかハード。でもこの景色の中を進む爽快感はやみつきになりそうだ。今回のコースは初心者には少々ハードすぎるので、まずは60分のコースを体験するのがお勧め。ハンドリングが慣れてきたら是非、夜のツアー(夜景&花火を見るツアー)にも参加してみては。





■カヤック体験注意点


1)夏場は日焼けに注意。サングラスや帽子、サンスクリーンクリームで日焼け対策を。(日焼けクリームは受付にも置いてあります。)

2)カヤックの中は限られたスペースしかありません。貴重品などはロッカー(2ドル)に預けましょう。

3)濡れてもいい恰好で。夜はひんやり感じることもあるのでウィンドブレーカーがあるとGood!

4)自信のないときは無理をせずにインストラクターから離れない距離を保ちましょう。



■Urban Kayaks アーバン・カヤックス


今回利用したツアー:「HISTORICCHICAGOTOUR ヒストリック・シカゴツアー」

料金:一人乗り/70.85ドル 二人乗り/141.7ドル (いずれも税込)

このほかにも、「ミシガン湖花火ツアー(夜間)」、「サンセットツアー」などもあり、料金は内容によって異なります。全くの初心者には1時間の「RIVERWALK INTRO PADDLE リバーウォーク・イントロ・パドル」がおすすめ。


詳しくはWeb: https://urbankayaks.com


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