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  • 執筆者の写真Chicago Samurai

クリスマス・無料イベント特集 2019年

更新日:2019年11月28日

今年は10月末に記録的な降雪に見舞われたシカゴ。3月まで寒さが続くシカゴは北米で最も早く本格的なクリスマスが見られる大都市だ。家族連れが楽しめる無料イベントが多く、国内はもとよりカナダ、ヨーロッパからの観光客で賑わっている。


(c) The City of Chicago

City of Chicago Christmas Tree Lighting Ceremony

シカゴ市クリスマスツリー点灯式

11月22日 (金) 18時

Millennium Park's Wrigley Square (N. Michigan Avenue and E. Randolph Street)

長らく火曜日に開かれていたシカゴ市の恒例行事が金曜日に変更された。18時にコンサートが始まり、ライトフット市長が18時30分にミレニアム・パークの巨大ツリーの点灯式を行う。シカゴ市最初の公式クリスマスツリーが登場したのは1913年12月24日、場所はグラント・パークだった。その後、公式ツリーは1966年から2014年まで、ほぼ毎年デイリー・プラザにあったが、2015年に初めてミレニアム・パークに移動。今年のツリーは来年1月6日まで飾られる。




(c) Magnificent Mile Lights Festival

Magnificent Mile Lights Festival

マグニフィセントマイル・ライト・フェスティバル

11月22日 (金) 16時 - 20時

11月23日 (土) 11時 - 20時

Pioneer Court (401 N. Michigan Avenue)

 感謝祭 (11月第4木曜) の前の金曜、土曜に開催。両日ともメイン会場 Pioneer Court でコンサートや家族連れが楽しめるイベントが行われる。目玉は土曜の夜、ディズニーのキャラクターがミシガン・アベニューの街路樹に次々と明かりをつけるセレモニー。ミッキーマウスとミニーマウスが 17時30分に Oak Street を出発、Wacker Drive まで1時間半にわたり光のパレードの先頭に立つ。18時55分、パレードの終了と同時にシカゴ川上空に壮大な花火が打ち上げられる。

この模様はシカゴで18時から生中継され、録画映像は ABC 系列を通して北はアラスカから南はハワイまで全米90%の地域で放映される。放映日時は下記サイトを参照。


(c) Art on the Mart

Art on the Mart 2019 Holiday Program

アート・オン・ザ・マート 2019 ホリデープログラム

11月23日 (土) から12月29日 (水) までの水 - 日17時 - 19時

入場無料

Chicago River Walk (N. Wells Street and W. Lake Street)

2018年に始まったシカゴの最新アトラクション。マーチャンダイズ・マートの壁面に投影される世界最大級のデジタル画像。公募で選ばれたアーティストが季節ごとに映像作品を発表するほか、年末はホリデーシーズンにふさわしい美しい画像が壁面を彩る。今年はシカゴ美術館で開催中のアンディ・ウォーホル展と連動し、展示中のウォーホル代表作も含まれた。リバーウォークのウェルズ・ストリートとレイク・ストリートが交差するあたりから、よく見える。



(c) Adam Alexander Photo

Christkindlmarket

クリストキンドル・マーケット

11月15日 (金) から12月23日 (月) までの日 - 木11時 - 20時、金土11時 - 21時

11月28日 (木) と12月24日 (火) は11時 - 16時

入場無料

Daley Center Plaza (50 W. Washington Street)

ニュルンベルク (ドイツ) の有名なクリスマス市場がデイリー・プラザに登場。本場ドイツのほか、ポーランドやウクライナの工芸品、お菓子、アルコール類の屋台が50軒以上ぎっしり並ぶ。紅白のテントは冬のシカゴの風物詩となっており、週末にはコンサートも開かれる。期間中の水曜、土曜14時 - 16時は、金色の王冠を着け白いドレスに身を包んだ金髪の女神クリストキント Christkind が現れ、記念写真に応じてくれる。クリストキントは「幼子キリスト」の訳で、ドイツではクリスマスに子供達にプレゼントを届ける天使という意味もある。



Christkind and Children  (c) Christkindlmarket Chicago

Daley Plaza Holiday Decorations

デイリープラザ・ホリデーデコレーション

11月30日 (土) - 12月28日 (土)

Daley Center Plaza (50 W. Washington Street)


(c) Christkindlmarket Chicago

(c) Hiroko Saito






Chicago Nativity Scene

クリストキンドル・マーケットが開かれているデイリー・プラザにはイエス・キリストの誕生を描いた群像 Nativity Scene 、ユダヤ教のハヌカ祭のシンボルであるメノラー燭台、イスラム教で発展を意味する三日月、無神論 (Atheism) の頭文字を取ったアルファベットの A も飾られ、12月28日まで公開される。



(c) Chicago Thanksgiving Parade

Thanksgiving Parade

サンクスギビング感謝祭パレード

11月28日 (木) 8時 - 11時

State Street from Congress Parkway to Randolph Street

今年で86回目を迎える感謝祭の大パレード。サンタクロースやサンタ夫人、サンタの助手のエルフ(妖精) 、トナカイ、雪だるま等おなじみのキャラクターが豪華なフロートや巨大バルーンで出現、ホリデー・シーズンの訪れを告げる。アウトドア用品のアンクル・ダン社が主催する今回のパレードはシカゴ独自の感謝祭マスコット、テディ・ターキー Teddy Turkey が登場、多くのマーチングバンド、地元の民族団体が40万人以上の観客を前に見事なパフォーマンスを繰り広げる。日系コミュニティを代表するのは司太鼓だ。この模様はシカゴで8時から生中継され、録画映像は WGN 系列を通して多くの地域で放映される。放映日時は下記サイトを参照。


(c) The Art Institute of Chicago

Wreathing of the Lions

シカゴ美術館 ライオン像リース・セレモニー

11月29日 (金) 10時

The Art Institute of Chicago (111 S. Michigan Avenue)

 11月第4金曜に行われるシカゴ美術館の恒例行事。美術館前の二匹のライオンは「ニューヨークの自由の女神」「シカゴのライオン像」と言われる記念撮影の名所。リースを掛ける式典では、屋外でバンドやコーラスがセレモニーを盛り上げるなか観客に温かいココアがふるまわれる。今年のリースは来年1月6日まで飾られる。


(c) The City of Chicago

Caroling at Cloud Gate

ミレニアム・パーク クリスマス・キャロル合唱隊コンサート

11月29日 (金) 、12月6日 (金) 、13日 (金) 、20日 (金) 18時 - 19時

Cloud Gate

Millennium Park (N. Michigan Avenue and E. Randolph Street)

ミレニアム・パーク内の『ザ・ビーン』こと『クラウド・ゲート (雲の門) 』の前で金曜18時から開かれるコンサート。シカゴ市内から選ばれた合唱団が寒空をものともせず披露する歌声は圧巻。会場では無料ソングブック (歌の本) が配られ、馴染みあるクリスマス・ソングや賛美歌にあわせて観客も一緒に歌っている。今年は13日 (金) にシカゴ児童合唱団による特別公演が行われる。


(c) Lincoln Park Zoo

Zoo Lights

リンカーンパーク動物園 ズーライト・イルミネーション

11月29日 (金) - 12月1日 (日) 、12月6日 (金) - 8日 (日) 、12月13日 (金) - 23日 (日) 、12月26日 (木) - 1月5日 (日) 16時30分 - 21時

12月31日は20時まで

入場無料

Lincoln Park Zoo (2001 N. Clark Street)

リンカーンパーク動物園はアメリカにある無料動物園のなかでも規模が大きく、常時200種以上の動物がいる。11月下旬から新年にかけて催される動物園の大人気イベントがズーライト。象、虎、アザラシ、白熊、ペンギンなどをかたどった色鮮やかなイルミネーションが園内に輝き、楽しく幻想的な光景が広がる。期間中は氷彫刻のデモンストレーションが行われ、レストランとギフトショップも遅くまで営業。

 今年から回転木馬、観覧車、光の迷路、ミニ電車など有料アトラクションが登場。チケットは一人1回 $3、10回パス $ 27、20回パス $ 51。




(文責:斉藤博子    Text by Hiroko Saito)





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