top of page

祝・100周年!バイクで旅する、イリノイ「ルート66」Vol.3 ~Get Your Kicks on Route 66

  • 執筆者の写真: Chicago Samurai
    Chicago Samurai
  • 23 時間前
  • 読了時間: 6分

Day3 : プリングフィールド~セント・ルイス

 

山がないイリノイのルート66。平坦なコーンフィールドが続く。
山がないイリノイのルート66。平坦なコーンフィールドが続く。

州都の有力候補だった町 カーリンビル

 

イリノイ・ルート66の旅最終3日目。スプリングフィールドから州道4号線沿いを南下し、まずはカーリンビル(Carlinville)という町に入った。

この州道4号線はかつて「ルート66」の正式ルートだった道。道路標識にも「1926-30」の表示がみられるが、その頃はまさに禁酒法全盛期。ここからほど近い場所にアル・カポネが巨大な密造酒の貯蔵庫を建ててシカゴに酒を運ばせていたという逸話も残る。

 

 


砲弾が埋め込まれた刑務所

皮肉にも、カーリンビルの観光名所は、「キャノンボール刑務所」とその道向かいにある「ミリオンダラー裁判所(Million Dollar Courthouse) 正式名称:マコピン群庁舎 (Macoupin County Courthouse)」


「キャノンボール刑務所」。ツアーに申し込めば独房体験もできる。
「キャノンボール刑務所」。ツアーに申し込めば独房体験もできる。

ゴシック・リバイバル様式の外観が印象的な「キャノンボール刑務所」は、脱走防止のため石の空洞に南北戦争時の砲弾を埋め込んだ独特の「砲弾(キャノンボール)方式」で建造され、1869年から1988年まで使用されていた。

 

● キャノンボール刑務所 (Cannonball Jail)

E 1st S St, Carlinville, IL 62626

 


「ミリオンダラー裁判所」の建設費は100万ドル超え

 道を挟んで建つ「ミリオンダラー裁判所」は、南北戦争直後の1867年から3年をかけて建設された。金色に輝く石材ブロックと、40フィート(約12メートル)のコリント式柱が並ぶ柱廊で構成されたルネサンス復興様式の傑作だ。

  

アメリカ初の耐火構造建築物であり、ニューヨークの庁舎以外では当時国内最大級の規模を誇った。建設費は当時破格の約140万ドルを擁し、税金負担で長く住民を苦しめた。イリノイ州史上最大の“予算超過事例”となったその理由は、ルート66の交通の要所である同市が州都の候補地として有力視されていたからだとか。


威風堂々たるミリオンダラー裁判所(Million Dollar Courthouse)
威風堂々たるミリオンダラー裁判所(Million Dollar Courthouse)

 内部はいたるところに精巧な木工細工が施され、アーチ型の重厚な扉を開けると、イタリア産大理石の判事席、細やかな彫刻の美しいクルミ材の座席などに目を奪われる。

  

● ミリオンダラー裁判所 (Million Dollar Courthouse、 正式名称:マコピン群庁舎 (Macoupin County Courthouse)

 205 E. 1st St. Carlinville, IL 62626

 

 

ルート66名物”ピンクのゾウ”

カーリンビルから州道4号線→国道55号線と南下すること約30分。ルート66の名所のひとつ、「ピンク・エレファント・アンティック・モール(Pink Elephant Antique Mall)」がロードサイドに現れる。

  

種々雑多な店舗が集まったモールで、入口のマフラー・マンたちに出迎えられ中に入ると、古きアメリカの匂いがぷんぷん。生活雑貨やブリキの人形などが雑然と並ぶアンティック・ショップ、巨大アイスクリームが有名なスウィート・ショップ、キャンディー・ショップなどが混在しており、大人も子供もわくわくする不思議空間だ。旅の疲れをいやすには、もってこいの場所だろう。


モール前の広場では、週末毎に様々なイベントでにぎわう。
モール前の広場では、週末毎に様々なイベントでにぎわう。
アメリカの歴史が凝縮されたアンティックショップは楽しすぎる。
アメリカの歴史が凝縮されたアンティックショップは楽しすぎる。

   

● ピンク・エレファント・アンティック・モール(Pink Elephant Antique Mall)

908 Veterans Memorial Drive, Livingston, IL 62058

 


 ワールドワイド・テクノロジー・レースウェイ

お隣のミズーリ州、セン・トルイスにほど近いマディソンにあるのが、NASCAR、INDYCAR、NHRA、Formula DRIFTなどのトップ・イベント会場として使われるレース場 「ワールドワイド・テクノロジー・レースウェイ」(World Wide Technology Raceway)」。ここからセント・ルイスまでは、車で数分の距離。アメリカを南北に流れるミシシッピ川の真ん中が州境で、セント・ルイス名物のゲートウェイ・アーチが、遠くに見える。


  


● ワールドワイド・テクノロジー・レースウェイ (World Wide Technology Racew

ay)

700 Raceway Blvd, Madison, IL 62060

 


グラニット・シティのネオンサイン・パーク

マディソンのお隣、グラニット・シティ(Granite City)へは州道203号線を北に約4マイル。かつてこの町で花崗岩(グラニット)製の調理器具が生産されていたことに由来するそうだ。ルート66沿いの地元企業を称え、古いネオンサインを再現した「ネオンサイン・パーク」には、ルート66にまつわる壁画や彫刻などが飾られており、まるで映画セットの中にいる気分。


 

 ● ネオンサイン・パーク (Neon Sign Park)

1300 19th Street and Delmar Ave, Granite City, IL 62040

 


州境を走るグレート・リバー・ロードと絶景のエアリーズ・リゾート

イリノイ・オールド・ルート66の旅のラストランは、ミシシッピ川沿いを走る州道100号線、通称「グレート・リバー・ロード(Great River Road)」


ミシシッピ川を眺めながら走ろう!
ミシシッピ川を眺めながら走ろう!

 

最終日の夜は、ミシシッピ川とイリノイ川の合流点に位置し、「ミッドウェストで最も美しい景色」を誇るイリノイ州グラフトン(Grafton)にあるリゾート「Aerie’s Resort (エアリーズ・リゾート)」で、眼下にミシシッピ川、そして対岸のセント・ルイスを眺めながら絶景を見ながら乾杯!



 

ここでご紹介したのは「ルート66」の最初の300マイル。

ルート66といえば「ロッキー山脈や大自然の中の一本道」をイメージする人が多いが、イリノイルートは中西部独特の景色や人々の日々の営みなどに触れることができる。ちょっと土臭い、そんなイリノイルート66の大きな魅力をぜひ味わってほしい。

 

<完>

 

 

★ レストラン情報

<リッチフィールド>

アリストン・カフェ Ariston Café 

1924年創業とルート66よりも歴史が古いカフェ。当初は隣接する町カーリンビルにあったが、1930年のルート66再編でカーリンビルが迂回されリッチフィールド経由となったため、ここに移転した。

 

413 Old Route 66 North, Litchfield, IL 62056

 



<グラニット・シティ>

ザ・スピークイージー The Speakeasy

禁酒法時代の魅力と現代のミクソロジーが融合する空間。食肉保管庫の扉の奥にひっそりと佇む、1920年代を彷彿とさせるスタイリッシュなバー。店に入る“合言葉”がある。

 

1318 Niedringhaus Ave, Granite City, IL 62040

 

 

★ その他沿線の見どころ・名所

<オールトン>

ダウンタウン オールトン Downtown Alton

ミズーリ州との州境にある人口約25,000人の町オールトン。ダウンタウンエリアには、ローカルブティック、アンティークショップ、手作りの陶器屋など、チャーミングなショップが軒を連ねる。


 

 


<グラフトン>

グラフトン・ワイナリー The Grafton Winery: Brewhaus and Vineyards


Photo by Great Rivers and Routes Tourism Bureau
Photo by Great Rivers and Routes Tourism Bureau

数々の受賞歴を誇る家族経営のワイナリー。温かい中西部流のもてなしが評判。広大なガーデンエリアでいただく中西部料理とワインに舌つづみ。

 

21028 Eckert Orchard Rd., Grafton, IL 62037

 

 

 

★ ホテル情報

<コリンズビル>

ダブルツリー・バイ・ヒルトン・コリンズビル - セント・ルイス Double Tree by Hilton Collinsville-St. Louis

1000 Eastport Plaza Dr, Collinsville, IL 62234

 

<グラフトン>

エアリーズ・リゾート Aerie’s Resort

14 W Main St, Grafton, IL 62037



★取材協力

イリノイ観光局(Illinois Office of Tourism):enjoyillinois.com

ヘリテージ・コリドー(Heritage Corridor):HCDestinations.com

グレート・リバーズ&ルーツ(GREAT RIVERS & ROUTES TOURISM BUREAU):riversandroutes.com

バイクレンタル「ツィステド・ロード」(Twisted Road):https://www.twistedroad.com/

Chicago Samurai is a new concept news web site dedicated to create interest and awareness of Chicago to the Japanese audience via arts and music.

Logo Design : G-design (Kyoto, JAPAN)

  • White Facebook Icon
  • White Twitter Icon
  • White Pinterest Icon
  • White Instagram Icon

© 2025 by Chicago Samurai (シカゴ侍)

bottom of page