祝・100周年!バイクで旅する、イリノイ「ルート66」Vol.1 ~Get Your Kicks on Route 66
- Chicago Samurai
- 3 日前
- 読了時間: 6分
” 西へドライブに行くなら
俺のオススメ、ハイウェイが最高さ
ルート66で思いっきり楽しもう!”
ナットキング・コールの軽妙なジャズナンバーでも有名な、アメリカ横断国道66号線、通称「ルート66」。イリノイ州シカゴからカリフォルニア州・サンタモニカまでの2,448マイル (3,940 km)を8州にわたって走るこの国道は、アメリカ人のみならず世界中の旅人が一度は走ってみたい憧れのルートだ。今年はルート66創設から100周年の記念イヤー。沿線州では様々なイベントが催され、盛り上がりを見せている。
イリノイのルート66は“アメリカの縮図”

ルート66の起点は、シカゴのダウンタウンにあり、イリノイ・ルートはミズーリ州セント・ルイスまでの、301マイル(482Km)。車で走ると6時間あまりで到達できるが、それじゃぁあまりにもったいない。アメリカでもっともアメリカらしいと言われる中西部の営みや人々の生の暮らしを感じとるには、沿線の町々の古き良き名所に立ち寄るぶらり旅こそおすすめだ。ここではシカゴ侍が2025年6月に体験した3泊4日のモデルルートをご紹介しよう。
Day1:シカゴ~ジョリエット~ポンティアック
シカゴからいざ出発!

ルート66の起点サインは、シカゴのダウンタウンど真ん中、「シカゴ美術館」前のミシガン通り(Michigan Ave.)とアダムス通り(Adams St.)の交差点にある。ここから最初にめざすのは、イリノイの南西部の町、ジョリエット(Joliet)。
いわゆる「オールド・ルート66」(旧道)を味わうならそのままアダムス通りを西へ、さらにオグデン通り(Ogden Ave.)→ハーレム通り(国道41号線、Harlem Ave.)へ (ここまでは交通量の多い一般道)。あとは道路脇にある「ルート66」の茶色のサインに沿ってジョリエット通り(国道55号線、Joliet Ave.)を走ると、1.5時間ほどで到着だ。
「ルート66」最初のメトロポリタン、ジョリエット

見どころの多い典型的な中西部の町、ジョリエット。なかでも「旧ジョリエット刑務所」は映画『ブルース・ブラザーズ』の冒頭シーンやドラマ『プリズン・ブレイク』でも有名で、毎日ひっきりなしにツアー客が訪れる街のランドマーク。広大な敷地の中には、管理棟や東・西独房棟、隔離棟、食堂・礼拝堂・体育館などがある。

● 旧ジョリエット刑務所(Old Joliet Prison)
1125 Collins St, Joliet, IL 60432

刑務所から約5分ほどの場所には、ルート66の巨大モニュメントが目印の「ジョリエット歴史博物館」がある。ルート66ビジターセンターも兼ねる歴史博物館で、20世紀初頭の街並みを再現したフロアーや、アポロ計画などのアメリカ宇宙開発に関する展示も充実しているのでぜひ時間をとって鑑賞したい。1階のお土産ショップでは、ここならではのグッズに出会える。


● ジョリエット歴史博物館(Joliet Area Historical Museum)
204 N Ottawa St, Joliet, IL 60432

同じくダウンタウンにある「イリノイ・ロックンロール博物館」は、イリノイ州ゆかりのミュージシャンやバンドの歴史を保存・展示している。決して大きくはないがひとつひとつの展示が充実しており、音楽ファンにはたまらない。

● イリノイ・ロックンロール博物館 (Illinois Rock & Roll Museum on Route 66)
9 W Cass St, Joliet, IL 60432
ルート66にはおなじみの「ジェミニ・ジャイアント」

ジョリエットから南に17マイル(約30分)走ると、ウィルミントン(Wilmington)という小さな町に到着。ここの名物は道路脇にそびえる高さ約9メートルの「ジェミニ・ジャイアント」。通称「マフラー・マン」と呼ばれるファイバーグラス製の巨人像で、元はレストランの宣伝用に作られたもの。この先も各所で姿を変えてたびたび登場する。
ルート66 伝説のガソリンスタンド
ウィリントンから国道53号と55号を乗り継ぎ30分ほど南下、ドワイト(Dwight)にある「アンブラー・ベッカー・テキサコ・ガス・ステーション(Ambler-Becker Texaco Gas Station)」は、1930年代から66年間、ルート66で最も長く営業していたガソリンスタンド。古い映画のワンシーンのようなレトロな外装が特徴で、内部はウェルカムセンターになっている。

●アンブラー・ベッカー・テキサコ・ガス・ステーション(Ambler-Becker Texaco Gas Station)
W Waupansie St, Dwight, IL 60420
イリノイ・ルート66の要所、ポンティアック
さらに国道を30分ほど南下すると、初日の目的地、ポンティアック(Pontiac)に到着。
ここまでの道路は舗装状態も比較的良く、道幅も十分あるので安心して走行できる。ポンティアックは イリノイ・ルート66の中でも最重要都市のひとつ。人口約11,500人、緑多きアメリカ中西部の風情を漂わせた実にキュートな町だ。
その中心部にある「イリノイ・ルート66博物館(Illinois Route66 Hall of Fame & Museum)」は、“ルート66詣で”には欠かせない聖地として知られ、この日も多くのハーレーライダーたちが立ち寄っていた。この町はどこを撮ってもフォトジェニックなのだ。

ルート66にまつわる写真や資料の展示や、ルート66を生涯愛し、旅をつづけたアーティスト、ボブ・ウォルドマイア(Bob Waldmire)が旅を共にしたフォルクスワーゲン・バスなども展示されている。また 建物外には、ボブが改造して生活していたスクールバスも残されおり、自由に見学することができる。道沿いには彼が生前に残した長さ20mの壁画が肖像画とともに描かれている。

● イリノイ・ルート66博物館(Illinois Route 66 Hall of Fame & Museum)
110 W Howard St, Pontiac, IL 61764
------>「Day2:ポンティアック ~ スプリングフィールド」 に続く。
★ レストラン情報

(シカゴ)
「ルー・ミッチェルズ」(Lou Mitchell’s)」
565 W Jackson Blvd, Chicago, IL 60661
1923年創業のダイナー。「アメリカで一番おいしい朝食」と評され、ルート66を旅する人たちに愛されてきた名物店。旅の始まりの腹ごしらえは、やっぱりここから!
(ウィルミントン) 「ネリーズ(Nelly’s)」

110 bridge St, Wilmington, IL 60481
「ジェミニ・ジャイアント」の道を挟んだ斜め向かいにある「ネリーズ」は、ルート66の旅人や地元の人たち御用達のアメリカン・ソウルフードの店。ハンバーガーがおいしい。店内にはクラフトビールの醸造所もあり、持ち帰りもできる。
★ 宿泊ホテル情報
<ポンティアック>
ハンプトン・イン ポンティアック Hampton Inn, Pontiac
2000 Grand Prix Dr, Pontiac, IL 61764
★取材協力
イリノイ観光局(Illinois Office of Tourism):enjoyillinois.com
ヘリテージ・コリドー(Heritage Corridor):HCDestinations.com
グレート・リバーズ&ルーツ(GREAT RIVERS & ROUTES TOURISM BUREAU):riversandroutes.com
バイクレンタル「ツィステド・ロード」(Twisted Road):https://www.twistedroad.com/






